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星の使者


何千年ものあいだ、ひとびとは、地球が宇宙の中心だと考えていました。
太陽も月も、そして、そのほかの星もみな、
地球のまわりをまわっていると思っていたのです。
ほんとうにそうなのか、うたがったり、不思議に思ったりもしませんでした。
みんな、ただ、むかしからいわれていることをそのまま信じていたのです。

                 ー 本文より ー



ピーター・シス 作 原田勝 訳
徳間書店 1680円


もちろん、疑問をいだいた学者はいました。
けれど、聖書をもとにした地動説に
まっこうから異を唱えることは、できませんでした。

1564年、イタリアのピサという町に、
ガリレオという名の男の子が誕生します。

子どもの頃から、好奇心旺盛だったガリレオは、
やがて、議論好きの学生となり、数学と物理を学び、
大学教授となり、だれも考えつかなかった方法で
実験や観測をして、いくつもの自然の法則を発見していきます。

あるとき、オランダで発明されたという、
望遠鏡の話を耳にしたガリレオは、あっさりと自作してみます。

当時、「遠めがね」と呼ばれていた、その道具で
毎晩夜空を観測していたガリレオは、あることを確信し・・・


心から湧きでる好奇心にしたがい、
真実にまっすぐに目をむけ続けた、ガリレオの生涯、
そして、その時代背景が、
まるごと、このうすい1冊の絵本の中にあります。

長い説明文は、どこにも、ありません。

ただ、どこまでも美しく、
細部まで情熱をもって描きこまれた絵が、饒舌に語ります。


知りたい、という気持ちをもって、本をひらけば、
何度でも、あたらしい発見のよろこびを、与えてくれる絵本です。

めくるたびに理解が深まり、
子どもだけでなく、おとなの好奇心を満たすのにも、十分です。