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くいしんぼうのはなこさん


わたしは、ほんとうに、食べることが大好き。

くいしんぼうなのです。

くいしんぼうというと、まだ、かわいらしくもありますけれど、
実をいうと、とても食い意地がはっているのです。

ときどき、はずかしくなるほどですが、
自分でも、どうしようもなくて、困ります。

くいしんぼう、で、とどめておかないと
ね、はなこさん。



いしいももこ 文 なかたにちよこ 絵
福音館書店 1155円


お百姓さんにかわいがって育てられた
はなこさんは、とてもわがままな子牛でした。

あれは、いや、これも、いやと、
ごちそうばかり食べていたので、むくむく大きく、
ぴっかぴかの、立派な子牛なのでした。

春になり、たくさんの子牛たちと一緒に
牧場にあずけられることになった、はなこさん。

お百姓さんは、これで、わがままも
なおるだろうと思いますが、とんでもない。

はなこさんは、牧場でもいちばんの女王になり、
ほかの子牛たちをひきつれて、さらにわがまま放題なのです。

ところが、ある日、その食い意地があだになり、
はなこさんが、たいへんなことに・・・


たいへんなわがままっ子の、はなこさんですが、
ちっとも憎らしくなく、むしろ愛すべき子牛として届くのは、
姿を紡ぎだす石井桃子さんの言葉が、
やさしさや慈しみをたっぷりとたたえているからでしょうか。

はなこさんにも、ほかの子牛にも、
それから、読者である子どもたちに対しても、
その視線は平等です。

そして、この、品のいいユーモア!

ユーモアって、
ただ、笑わせればいいってものではなくて、
こんな風に、心地いいものなんですよね。

・     ・     ・

はなこさんだって、
ちゃんと、反省したっていうのに
わたしときたら・・・

やっぱり、いちど、おなかが破裂しそうにならないと、だめかなあ。


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