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クリスマスの本


手にとり、ページをひらくのをためらうほどの
つつましくきよらかな、佇まいの絵本です。


「クリスマス」
バーバラ・クーニー 作 安藤紀子 訳
長崎出版 1575円


やさしく、誠実に語られる、イエス・キリスト誕生の話。

それから、クリスマスが
今のように祝われるようになるまでの、
長い年月の人々の営み。

むかし、むかしの人々も、
どんなに自分の地での12月のお祭りをたのしんでいたか。

サンタクロースが、どのように生まれたのか。

そして、その時の流れの中で
ゆっくりとかたち作られた、今の、愛おしいたのしいクリスマスに
忘れてはいけないこと。


黒と、あとたった2色で刷られたシックな絵本は、
静かに、強い、クリスマスへの想いがこめられ、
ろうそくの灯りのような印象を残します。

ともしているあいだ、おだやかで豊かな時間がながれ
消しても、まぶたの奥に、光が映り・・

クリスマスを大切に想う人々のこころを、
あたたかく、ともします。


いっぽう、おなじ、クリスマスのことを伝える絵本でも、
こちらは、軽やかにはずむような、愛らしさ。


「クリスマスってなあに?」
ジョーン・G・ロビンソン 文・絵 こみやゆう 訳
岩波書店 1365円


さあ、みんな、だんろのまわりにあつまって。
クリスマスがはじまった日のお話をはじめますよー

そう、冒頭にあるように、
まるで、あったかい部屋で、みんなで輪になって
お母さんのお話を聞いているよう。

そんな、親しみやすい口調で語られるのは、
イエスさまの誕生の物語からはじまり、
クリスマスカードのこと、プレゼントえらびのこと、
ごちそうのこと、準備のこと、
サンタクロース、賛美歌、ツリー、パーティー、
エトセトラ、エトセトラ、
そして、クリスマスが終わってからの、数日間のことまで。

たっぷりの挿絵もかわいらしく、
クリスマスのことが、あますことなく
ぎゅぎゅっとつまった、素敵な小箱のような絵本です。

子どもたちとたのしめば、
クリスマスまでの日々が、いっそう、キラキラと輝くことと思います。

なじみのない外国のたのしげな風習は、
どんなにわくわくすることか!

・     ・     ・

子どものころ、大好きなクリスマスは、
ごちそうとサンタクロースの、華やかな行事。

思春期からの、恋だのなんだのの、時も経て・・・

おとなになり、もういちど、
クリスマスをとてもたのしみに過ごせるようになったのは、
クリスマスについて、その背景を知るようになってからです。

わたしは、キリスト教徒ではないけれど、
人々が長く、大切に祝ってきたという、そのことに魅了され、
受け継がれてきたクリスマスの精神に共感し、
大切にしたいと、思います。

ただの、きらびやかなおまつりよりも、ずっと、たのしめ、
それは、年を重ねるごとに、もっと、深くなっていきます。


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