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私の船長さん


これは、飾り棚の小さな木彫りのお人形が
窓わくの上の船の置物を見下ろしながら(表紙の絵のように)
くる日もくる日も想いを馳せる、想像の恋の物語です。

片思いのおはなし。

胸がしめつけられるような・・でもなく
切なく焦がれるような・・でもなく
相手を想うだけで幸せな気持ちになれるような
穏やかな、片思いのおはなしです。



M.B.ゴフスタイン 作 谷川俊太郎 訳
ジーシープレス 1155円
  

  私たちには
  気にかけ帰りを待つひとがいる
  おだやかな航海を願いながら。

  そしてるすのあいだに
  起こったことはなんでも

  そのひとが帰ってきたときに
  話す価値のあることなのだ。


彼女は、夢見ます。

いつか、窓枠の船の船長さんが、
自分に会いにあがってきてくれるのではないかと。

そして、そこからはじまる、
ほがらかな時間を。


ゴフスタインの、静かであたたかな文章は、
恋だの愛だのにすっかり慣れてしまったこころを
謙虚な気持ちにもどしてくれます。

片思いが、いちばんいい、なんて言わないけれど。

恋は、キュートで、ユーモラス!

そうでなくちゃね。

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